後継者の育て方には、どんなものがある?
社内だけでなく、社外での教育もあります。積極的に活用しましょう。
一般的な後継者の教育は、以下のような順序で進めます。
- 社内の様々な部署に配属する
- マネージャー(管理職)として責任のある地位を与える
- 現経営者の傍らで、直接指導を受ける
ここで重要なのは、後継者を単に従業員の一人として扱ったり、社長の弟子のように従わせたりすることではなく、後継者が企業経営に必要な実務について、一般的な知識だけでなく、自社に適した形で体得し、実践できるようになることです。 そのために、後継者には、現場の具体的な役割を与えて、実績を積ませます。
これらの社内での教育に加えて、社外で様々な経験を積むことも、貴重な教育の機会になります。
- 取引先や関連会社など、社外で勤務経験を積む
- 可能であれば、子会社などの経営を経験する
- ビジネススクール、セミナー、研修などに参加する
後継者の教育を通じて、本人に経営者としての自覚が備わることや、従業員など社内外のサポートを得られる環境がをつくられることも重要です。 知識や経験を得ることだけに偏らないようにしましょう。