大きく4通りあります。親族内承継が基本ですが、今後はM&Aが増加すると見込まれます。
親族内承継
事業承継の基本となるパターンです。後継者が親族内で確保できれば、社内外の理解を得られやすいメリットがあります。
後継者の経営者としての資質の確保、後継者への経営権の集中と円滑な相続の両立、などが課題となります。
親族以外の従業員等への承継
親族内承継と比べて選択肢が広く、経営理念や実務をよく理解していることや、取引先から評価されていることなどが期待できます。
株式の取り扱いが最大の課題で、オーナーである現経営者から株式を買い取るかどうかで、以下の二つに分かれます。
- MBO(従業員がオーナーから株式を買い取る)
- 所有と経営の分離(従業員は、株式を買い取らずに経営を執り行う)
M&A(第三者への株式売却・事業譲渡)
今後、事例が増えることが予想されているのが、M&Aです。
後継者の人選や教育が不要になるメリットがあります。条件が折り合う買い手を見つけること、経営理念等を承継すること、などが課題となります。
廃業
どうしても事業が継続できない場合、廃業を選ぶことになります。