相続税の計算は次のように大きく3つの区分に分けられます。
- 相続税の課税価額の合計額の計算
相続・遺贈(遺言書による贈与)や相続時精算課税の適用によって財産を取得した人ごとに、相続税の課税価格を計算します。そして各人の課税価額を合計して、各人の課税価額の合計額を算出します。
- 相続税の総額の計算
次に各人の相続税の課税価格を合計して、基礎控除を差引き、課税遺産総額を計算します。そして、各相続人が課税遺産総額を法定相続分で相続したものとして、相続税の総額を計算します。
- 各人の相続税額の計算
相続税の総額を各人の財産の取得割合で按分し、それぞれの相続人ごとに各種税額控除・相続時精算課税分の贈与税額控除を行い、各人の納付すべき税額を算出します。
具体的な相続税の計算例については
Q「相続税の税率はどうなっていますか?」を参照ください。